ペン芯とは?
ペン先が万年筆の顔なら、ペン芯は心臓に当る程、重要な部品です。万年筆メーカー各社はペン芯の開発に多くの技術をつぎ込んでいるのです。この小さな部品には何本かの非常に細かい溝が彫られています。それぞれの溝には別々の役目があり、インクが通る溝、余分なインクを一時的に溜めておく溝、インクの減少に応じて外から空気を取り込む為の溝があります。また、人がペンを握ることによって体温が伝わり、万年筆内の空気が膨張しますが、それによるインキ漏れを防ぐ為の工夫も各社独自に施しています。
大きさ、形状、素材、表面加工、様々な要因で性能が変化します。
ペン芯は万年筆メーカーの腕の見せ所です。
拡大するとこの様な溝が彫られています。実物は髪の毛の先端程の細かい溝です。この溝にゴミやインキのカスが溜まると書けなくなるので非常にデリケートな部品です。蛇腹上になっているのは体温が伝わることによって起こる空気の膨張をコントロールする為です。バイクの空冷エンジンなどにも似ています。また、気圧の変化でインク漏れが起こりにくい様に様々な工夫が凝らされています。