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プラチナ萬年筆 

90周年記念カーボン軸万年筆「25G」

PCF−100000(細字・中字・太字) 限定品
定価¥100,000(+消費税)

当店での販売は終了させていただきました!
お買い上げいただきましたお客様には心より御礼申し上げます!

(09年11月6日)

プラチナ万年筆 90周年記念万年筆「25G」  プラチナ萬年筆 90周年記念万年筆25G
東レの超高性能カーボン繊維「トレカ」を見事に曲面整形したボディーが自慢!

プラチナ萬年筆さんが来年2009年2月に90周年を迎えるにあたり、この2月にそれを記念した特別限定万年筆が発売になりました!今年は1月にパイロットさんが一足早く90歳を迎えられましたがこちらは秋には記念万年筆が登場する見込みです。プラチナさんは大正8年(1919年)2月に創立、パイロットさんは大正7年(1918年)1月創立と、創立年がほぼ一年違いますが、満と数えの違いで同じ年に90周年モデルが発売となり・・・ちょっとややこしいですね(汗)。 プラチナさんの限定品はどれも独特の素材、デザインを上手く取り入れたマニア心をくすぐる逸品ばかりですが、今回の「25G」はカーボン繊維と言うハイテク素材を取り入れ、今までに無い精悍なイメージに仕上がっています。 製作本数は細字、中字、太字合わせて1000本の限定生産。全てにシリアルナンバーが刻印されており、その記念すべき第一本目は素材の供給元である東レ株式会社さんに渡ることが決まっているとか。 万年筆のプラチナさんとハイテク素材の東レさんが組んだコラボレーション製品でもある訳です。

なんと言ってもこのプラチナ90周年記念万年筆「25G」の特徴は、ボディーに採用されたカーボン繊維です。今までにも他社でいくつかのカーボン製筆記具が登場していますが、プラチナ25Gに採用されているカーボンは正真正銘の超高級品!クルマやバイクなどのお好きな方はカーボン製パーツが非常に高価なことはご存知かと思いますが、世の中に出回っているカーボン素材の全てが高品質なものとは限りません。海外製で性能よりもルックスを重視した低価格のものも多いと聞きます。プラチナ「25G」万年筆のボディーに採用されているカーボン素材は、実際に宇宙ステーションや航空機の機体構造などにも使用され、最近では高級自動車のパーツとしても採用が決まったと言う、東レ株式会社製高性能炭素繊維「トレカ」のクロスプリプレグを採用しています。直径5〜8ミクロンの炭素繊維を集合させマトリックスしたトレカは軽くて丈夫で、熱による変形も小さい複合素材です。重さは鉄の僅か四分の一、重量比強度は鉄の10倍の性能を持つ、最先端の素材を用いています。

万年筆のボディーですので、カーボン素材の高機能など、本当は必要無いのかも知れません。文字を書く上で、カーボン素材の軽量な点や高剛性な点に実用上の優位性を期待したと言うよりは、むしろルックスが重要な訳ですから・・・。 ですが、あえてそこの部分に手を抜かなかったのがプラチナさんの偉いところです(笑)。私は分かるんですよ!意味は無くても「本物じゃなきゃ嫌!」と言う人の気持ちが(笑)。フェイクとかルックスパーツとしてのなんちゃってカーボン素材じゃ意味が無い訳です。何で?と聞かれてもそれは上手く答えられません(笑)。 ですが実際に手に取るとなんとも言えないカーボン独特のフィット感と言うか・・・手に取った時の軽さと共に温かみ!?を感じますし、なんだか安心感みたいなものを感じてしまいます。良い意味で使い手に1本10万円と言う緊張感を与えない(笑)。そこがカーボン筆記具の良さでもあります。

本物の高級カーボンダイバーを採用!光沢が美しい!  独特の曲面デザインを難しいカーボンファイバーで整形!

プラチナさんに伺ったところ、G25のボディーをカーボン素材で整形するには実は非常に手間隙がかかるそうです。平面的なパーツに仕上げるのであればそれほど難しくはないそうですが、筆記具は細い筒状に整形しなくてはなりませんし、その上、25G万年筆は大胆にカーブした独特のデザインになっており、この曲面整形こそが非常に難しい!1個1個手作業による工程を踏まなければ作り出せないものなんだとか・・・。 しかも実際に筆記具としての体裁に仕上げる為には、樹脂や金属製の筆記具の様に切削加工ができない為、研磨など極めて慎重な作業が必要なのだとか。 それにしても美しくロジュームコートされた金具とカーボンファイバー独特の網目模様、光沢感・・・。なかなか精悍でしょう?男性だけでなく、女性にもお薦めしたい美しい万年筆です。


プラチナ90周年万年筆25Gのペン先  東レの高級カーボンファイバー「トレカ」採用!
大きな18金ペン先はプラチナさんのこだわり! ロジューム装飾による2色の塗り分けも素敵!

万年筆としての機能面に目を向けますと、これが非常に実用的!先ず、こだわりカーボン素材とアルミパーツの採用により、見た目の重厚さとは裏腹に非常に軽量!確かに軽い!ただ、プラチナ25Gの良いところは、軽過ぎないこと! 重さ約25gですので、これは実用的な高級万年筆のスペックとほぼ同等!多くの人に重過ぎず軽すぎないバランスではないでしょうか?カーボン素材の筆記具と言うと、カーボンの特徴でもある軽量さを強調する為か!?高級筆記具としては少々軽過ぎるのでは?と思うものもありますが、25gと言うと、パイロット社の万年筆カスタム742が25g、743が26gなので、それらと同程度の重量感を確保していることになります。また、金具類にはアルミを採用し、ロジュームコーティングを施しているので、キャップを後ろに差して筆記する際も重過ぎず、重量バランスは良好です。

そして、ペン先!これにはプラチナ自慢の大型18金ペン先が付いています。勿論、90周年を示す「90」の文字が。プラチナさんのペン先は、昔から「少し硬め」が特徴と言われてきました。ただ、実のところ、最近の万年筆はプラチナさん以外のメーカーでもおのおの少しずつ硬めのペン先が標準モデルになって来ておりますので、プラチナさんだけが特別硬いと言うわけでは無いと思います。その意味では25Gのペン先も多くの人に幅広く受け入れられる標準的なペン先と言えます。エラの張り出した大型のペン先は筆圧に対しても許容量が大きく、ボールペンに慣れたお若いユーザー様でも違和感無くお使いいただけるかと思います。 それから、プラチナさんの高級モデルのペン先にはハート穴が本当にハート型をしていると言うこだわりポイントも!別に性能的にどうとか言うことでは無く、デザインとしてこだわっているポイントですね(穴がハート型だと、ペン先に切割り(スリット)加工を施す際、ハートのど真ん中にきり割が来る様に注意が必要で、結構気を使うのだとか)。それから、プラチナさんは伝統的にペン先の字幅を「細」「中」「太」とか漢字で表記されていますが、これもプラチナファンには外せないポイントかも知れませんね!


プラチナ90周年記念カーボン軸万年筆ボックス  プラチナ90周年記念万年筆付属品
限定万年筆ならでわの魅力が大型のボックス!インクやコンバーターなどの付属品は引き出しの中に。

限定万年筆を買って嬉しいのが大型のボックスが付いてくるところ(笑)。25Gにもちゃんと付いてきます!しかもユニークな引き出し付きの箱です。日本メーカーだと限定万年筆には桐箱などが採用されることが多いですが、25Gにはその軽さとハイテク感を演出する為に透明のアクリルパーツを多様しています。アクリル樹脂製の万年筆受け皿に横たえられた25G万年筆を透明のプラスチックカーバーが覆い、その下の引き出しにインク瓶、コンバーター、透明スタンドが収納されています。 面白いのが透明スタンド!これはアクリル樹脂製で上の写真の様に万年筆受け皿と組み合わせることによりそのまま書斎のケースなどに飾ることができるスタンドになります(笑)! ご自宅でもお店の展示品の様に飾ることができる訳ですね!ちょっと面白いオマケと言ったところでしょうか? それから、もう一つのオマケとして、ご注文時にご希望によりキャップの天冠(キャップ上部の金具)にアルファベット2文字のイニシャルを彫刻することが可能です!ご希望の場合はご指定下さい(納期約1ヶ月)。


実のところ、プラチナさんの万年筆は非常にコアなファンがおられる反面、多くの方から少し誤解されていて正当な評価の対象になっていないと感じる時もあります。 ですが、90周年と言うことからも分かるとおり、パイロット、セーラーと並ぶ、国産万年筆の御三家として古い歴史を有する企業です。今、多くの筆記具メーカーが筆ペンや蛍光ペンなどにも採用している金属ボール入りインクカートリッジを開発したのが実はプラチナさんですし、マニアの間では伝説的な高級万年筆「プラチナ・プラチナ」(詳しくはコラムを読んでください)はじめ、文具業界の記憶に残るユニークな製品、発明を次々に世に送り出してきました。そうそう!学校の先生がテストや宿題の採点(まるつけ)をしてくれたあの赤いペンも実はプラチナさんの「ソフトペン」と言う業界ではトップシェアを誇る製品なんですよ!(子供の頃、先生の持っているソフトペンに憧れた方は多いのでは?)

ハード調のペン先を得意とし、昔からヘビーライターに愛されていたのですが、高級品だけでなく、学生向けの低価格品でその販売力を発揮し、お客様の中には学生時代に入学祝や卒業祝いにプレゼントされて使っていた方も多いのではないでしょうか?ただ、その学生時代の記憶が仇となったのか???つまり、今自分のお金で高級万年筆を買おうとする人からは「プラチナ=学生の万年筆」と言うイメージが残っているのか?どうも敬遠される方が多い気がします。確かに、パイロットさんなどと会社の規模だけで比べると小さな企業さんですので、販売力に差が有り、お店で見かける機会が少なくなってきているのも原因の一つかも知れません。それはこちら(販売側)の責任ですね(汗)。

この、プラチナ25G万年筆を使っていただければ「プラチナもなかなか良い万年筆を作っているんだな!」ときっと感じていただけるのではないかと思います。確かに「90周年記念品」、「1000本の限定生産」とかのバリューも有るかと思いますが、私としては1本の万年筆として是非この25Gをお薦めしたいと考えています。確かに10万円と言う値段のインパクトは有りますが、この頃は高価な万年筆もどんどん増えてきましたので、このスペックで10万円ならばそれほど非現実的な金額では無いと思っています。皆さんも食わず嫌いを捨てて、是非一度プラチナの万年筆をお試し下さい!

※09年11月6日 販売終了いたしました!



プラチナ萬年筆 90周年記念万年筆「25G」 の仕様
・品番:PCF−100000−(ペンポイント)
・ペン先:大型18金ペン先(ロジューム装飾)
・ペンポイント:細字・中字・太字
・ボディー:カーボンマトリックス(東レカーボンファイバー「トレカ」採用)
・金具:アルミロジウムメッキ仕上げ
・寸法:全長145.2×最大径16.2mm
・標準重量:25g
・付属品:インクボトル(黒)、コンバーター、透明スタンド
・その他:90周年記念限定品(1000本限定生産)


プラチナ25Gのクリップ プラチナ万年筆のコンバーター プラチナ萬年筆 90周年記念カーボン軸万年筆25G !東レのカーボンファイバー「トレカ」をボディー素材に採用

こちらの商品は、販売終了いたしました!
ご注文有難うございました!!
スミ利文具店(09年11月6日)


スミ利文具店

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