www.sumi-ri.com
プラチナ萬年筆
万年筆インククリーナーセット
1箱(5回分) 定価1,980(税込)
プラチナ萬年筆さんから万年筆インクのクリーナーセットが発売されました!
洗浄液が5パックとプラチナ専用の洗浄用スポイト1個のセットです。
※プラチナ万年筆用の他、ヨーロッパサイズ専用のインククリーナーキットICL−1200Eもございます。
プラチナ萬年筆さんから万年筆インククリーナーセットが新発売されました! 特殊な洗浄液が5パックとプラチナ万年筆専用の洗浄スポイトがセットになっています。 従来、万年筆のインクは水に流れやすい染料インクが主流でしたので、万一インクが固着して書けなくなった場合でも、水洗いだけである程度の洗浄効果が期待でき、深刻な故障となるケースは稀でした(※だからと行って日頃のメンテナンスをしなくても良いという訳では有りません!染料インクでもメンテを怠るとやはり故障の原因となりメーカー修理が必要になることも・・・)・。 ところが、昨今は水に濡れても流れにくく、筆跡に耐久性のある「万年筆用顔料インク」が人気を集める様になって来ました。顔料インクは乾くと水に流れにくい性質を持っており、筆跡の保存性も高く、発色も良いのが特徴です。 ところが、顔料インクは優れた性能の反面、誤った使用や適切なメンテナンスを怠ると万年筆そのものを故障させてしまう危険性も持っています。
スミ利では、顔料インクが人気を集め、各社ラインアップを増やしている昨今、万年筆メーカーは書き味やデザインが優れた万年筆の開発に力を入れる以上に(もしくは同じくらい)、ユーザーのメンテナンスに対しても関心をはらい、利便性や安全性を確保し、安心して万年筆を使っていただける努力や工夫が必要では無いか?と考えていました。 そんな中、業界で最も多種類の万年筆用顔料インクを発売しているプラチナ萬年筆さんが、顔料、染料どちらのインクにも使え、ユーザーに安心して使っていただける洗浄液のセットを企画、開発中・・・との情報が! これまでも顔料インクファンの中には自己責任として製図ペン用の洗浄液を用いてメンテナンスする上級者が存在しましたが、万年筆メーカーが責任を持って「万年筆インク用洗浄液」ラインアップに加えたことは大変意味のあることで、発売前から大いに期待していました。 プラチナの重役さんのお話でも、顔料インクを出しているメーカーとしての責任上、こうしたクリーニングセットの供給は大切だと言っておられましたが、私も同感です。
因みに、染料インクでも色によっては万年筆のパーツを着色してしまいなかなか綺麗に洗えないものがございますので、インクの色を変更する時など、前のインク(色)が残らない様に綺麗に洗いたい場合など、このクリーニングセットを使えば大変便利です!
また、顔料インクだけでなく、プラチナさんの通常の万年筆インク(染料タイプ)も、筆跡の耐久性や書き心地を良くする為に特殊な配合で作られていますので、一度ドライアップさせてしまうと通常の水洗いだけではなかなか奇麗にならないのです。かなり頑固です(笑)。 最悪の場合はメーカーにオーバーホールを依頼し、洗浄を行うかペン芯交換となるのですが、この洗浄液を上手に使えば大事な万年筆をそんな危険性から守ることができるのでお奨めですよ!
1袋10ml入りの洗浄液。綺麗な水で10倍に希釈して用います。
写真右はプラチナ万年筆用のスポイト。洗浄に便利です。無ければコンバーターで代用も可能。
インククリーナーセットの使い方ですが、先ずは普通の水洗いで万年筆のインク汚れを落とせるだけ落としておきます。この際、付属のスポイトをインクカートリッジを取り付ける要領で万年筆にセットし、コップに汲んだ綺麗な水を吸ったり吐き出したりさせることで効果的に内部の汚れを吐き出させることが可能です。インク吸入用のコンバーターをお持ちのお客様はコンバーターでも代用可能な作業です。 一通り水洗いが済んだら、コップに綺麗なお水(又はぬるま湯)を100ml用意し、洗浄液を1袋(10ml)を入れます。 大体、お酒のワンカップ(コップ酒)が1合(180ml)入るので、そのコップに半分汲めば約90mlです。それを目安にしていただければ何も毎回軽量カップで厳密に測る必要は有りません。 ただし、洗浄液も薬品には変わり有りませんので、希釈の度合が濃過ぎても駄目ですし、薄過ぎても効果がありません。説明書をよく読んでお使い下さいね。心配な方は毎回軽量カップで計ってください(笑)それが一番確実です。 で、コップに用意した洗浄液に万年筆のペン先(首軸ごと)をつけます。顔料インクの場合は一昼夜、染料インクの場合は数時間放置すればOK。 放置後、取り出してコップに綺麗な水を用意。先ほどと同じ要領でスポイトを用いて10回くらい綺麗な水を吸い込んだり吐き出させたりした後、ペン先首軸を流水で綺麗にすすいで完了!あとは水気をふき取って乾かしてください。
スポイトをこんな風に取り付けて使います。綺麗な水を吸い込んだり吐き出したりしてペン内部を洗浄!
因みに付属のスポイトはプラチナ万年筆専用です。インク吸入コンバーターなどでも代用できます。
ご注意!
付属のプラチナ万年筆用スポイトをお使いの際、スミ利からご注意いただきたいことがございます!
このスポイトは現行のプラチナ・インクカートリッジが使える全ての万年筆にお使いいただけますが、極稀にスポイトの個体差や万年筆の個体差(使用による形状変化やモデルによる微妙な差)によって、上手く取り付けできないものや機能しないものが存在する様です。特に長年使い込まれた旧モデルや非常に古いモデルの中には微妙な仕様の差でお使いいただけない可能性がございます。 スミ利では手持ちのプラチナ万年筆で色々試してみましたが、現行品から40年以上前の旧製品まで問題なく使えましたので、基本的に全てのプラチナ万年筆(現行カートリッジ対応モデル)でお使いいただけるものとして扱っておりますが、お客様の中で、ペンの状態によって上手く使えないというケースが1件ございました。 大変申し訳ございませんがスポイトはあくまでオマケ的なものですので、もしお手持ちの万年筆にお使いいただけなかった場合は何卒ご容赦下さいませ。
また、スポイトはカートリッジと同じ様に深くささる設計ではございません。ペン芯の後端に浅くささるだけで十分機能いたします。無理にねじ込んだりすると万年筆のペン芯を傷める可能性もございますので、そっと差し込んで手ごたえを感じるところで止める様にしてください。また、水圧でスポイトから万年筆が抜けて飛んでいく危険性もございますので、吸い込んだ水を排出させる時は、しっかりと万年筆を持って慎重に行って下さい。
左はカートリッジを取り付けた状態、
右はスポイトを取り付けた状態です。
上の写真は分かりやすい様に、分解した万年筆のペン芯にカートリッジとスポイトを取り付けたものです。左がカートリッジを取り付けたもので、ペン芯の奥まできっちりはまっているのがお分かり頂けると思います。それに対し、右の写真はクリーナーセット付属のスポイトを取り付けたものです。ご覧の通り、ペン芯の先端に浅くはまっています。この状態で問題なく給水、排水が行えます。 しかし、排水時にペン芯に強い圧力が加わりますので、その勢いでペン先(先軸)がスポイトから抜けて飛んで行ってしまう危険がございます。せっかく万年筆を奇麗にしようとしてペン先を破損してしまったら大変ですよね!必ず万年筆(先軸)を指でしっかり支えながら両手を使って作業してくださいね!
コップの水に洗浄液を入れます。洗浄液は無色透明です。
そして、ペン先をコップにつけて一昼夜放置!
日頃のメンテナンスの一環として年に何回か洗浄液を用いていただくと末永く万年筆の性能を維持できます。
万年筆はユーザー様自身によるお手入れが欠かせない筆記具です。 ペン先を定期的に水洗いして性能を維持させるのが前提ですが、中にはうっかり放置してインクが乾燥し、固着してしまったと言う方も多いのが現状です。 年賀状を書くのに使ってその後・・・アレっ!?そう言えばあの万年筆どうしたっけ?というお客様も多いのでは無いでしょうか? そんな時は、コップの水で一晩つけておくと固まったインクが緩み、洗浄しやすくなります。 しかし長年放置したものや、あまりに頑固な汚れの場合は水洗いだけでは性能が元に戻らないケースも多いのです。また、最近人気が出てきた万年筆用の顔料インク(水に流れないインク)を使っていて、メンテナンスの頻度が不足しているとペン先内部の汚れも頑固になり勝ち・・・。 そんな時は販売店に持ち込んで洗浄してもらうか、メーカーにオーバーホールしてもらう必要が有ります(状態によってはペン芯という部品を有料で交換することになります)。 万年筆をいい加減に使っていると故障に繋がり、思わぬ出費を招きますので要注意ですよ!
今回発売されたプラチナの万年筆インククリーナーセットを使えば、お客様ご自身で本格的な万年筆の洗浄が行える優れものです。 当然ながら、万年筆は常に故障を起こさない様に大切に使ってやるのが基本中の基本!このクリーナーセットが有るからと言って、日頃のメンテナンスを怠ったり、使い方が横着になったら本末転倒ですのでその点は十分ご注意下さいね(笑)! あくまでこのクリーナーセットは日々のメンテナンスの手助けとして活用するものです。その点、お間違いの無い様に! そもそも、万年筆のインク汚れと言うのは基本的に外から見えないペン内部(ペン芯の溝など)に付着しているものなので、いくら超音波洗浄器や洗浄液を使っても効果が無い(少ない)場合があるのです。 便利な洗浄液があるからと言っても、極端なインク汚れやインク固着は、やはりプロによる分解洗浄や部品交換が必要になるので要注意です。
因みに、お問合せが多いので、書いておきます。 このプラチナ 万年筆インククリーナーセットの洗浄液は、一応プラチナ万年筆専用と言うことでお願いしておりますが、実際にお使いいただいているお客様からの情報では、他のメーカーさんの製品でも特に問題なくお使いいただける様です。 しかし、万年筆のインクやペン芯は各メーカーが独自に配合や設計を行っている為、メーカーや銘柄によっては十分な洗浄効果が期待できない場合や、万年筆そのものにダメージを与える可能性もゼロとは言い切れません。当店でもプラチナの万年筆とインク以外での使用状況は把握いたしかねますので、他社製品にお使いいただく場合、この様な可能性(危険性)が有る事を十分ご理解の上、あくまでお客様の自己責任においてお願いいたします。
姉妹品もございます
※モンブランやペリカンなどの万年筆にもお使いいただけるヨーロッパサイズ専用の万年筆インククリーナーキットICL−1200E(定価¥1,800+消費税)もございます! こちらはペリカンやモンブランなどのカートリッジ、ペン芯に対応したスポイトが付属しております。 洗浄液そのものはプラチナ用と同じとのことです。 こちらも是非ご利用下さい。
付属のスポイトがヨーロッパサイズのカートリッジに適合したものになります。こちらの商品もお取り扱いしております。 こちらをご注文の際は、「ヨーロッパサイズ専用」または品番「ICL−1200E」とお申し付け下さい。
プラチナ 万年筆インククリーナーセットICL−1200 1箱5パック入り 定価¥1,980(税込)
プラチナ 万年筆インククリーナーセットの通販について
スミ利文具店では、プラチナのインククリーナーセットを、定形外郵便等で1箱からでも地方発送しており、大変ご好評いただいております(各種万年筆やコンバーターなど、当店取扱いの他商品もあわせてお見積り、通販OKです)。 お支払方法は、郵便振替もしくは銀行振込(滋賀銀行)による先払いか、郵便局の代金引換(代引きの場合は定形外郵便かゆうパックでの発送になります)とさせていただいております。送料はご注文の数量等によっても変動しますので、詳しくは、ご注文予定の商品名、数量と、お名前、ご住所(都道府県名)と、お電話番号をご明記の上、メールにてお問い合わせいただけましたら、折り返し商品代(販売価格)や送料を計算してメールにてお知らせいたします。その上でご検討いただければと思います。 お気軽にご相談下さいませ。 ※ヨーロッパサイズ専用のICL−1200Eもこちらからご注文可能です。商品名に必ず「ヨーロッパサイズ専用」とご明記の上お問い合わせ下さい。
※携帯メール、フリーメール(無料メール)をご利用の場合、お客様の設定等により当店からお送りしたメールが受信されない場合がございますので、当店のメールドメイン @sumi-ri.com を受信可能な状態に設定をお願いいたします。 また、メールをお送りいただいて24時間以上経過しても当店からの返事が無い場合はお手数ですがお電話等でご一報下さい。 ※出張、休暇等により担当者不在で24時間以内にお返事をお返しできない日がある場合は、スミ利文具店ホームページのトップページ「今月のお知らせ」欄等にてご案内いたします。
通販のお問い合わせ
在庫状況、販売価格等、通信販売のお問合せはこちらまで!
※必ず、ご希望の商品名と個数、お名前、ご住所、ご連絡先をご明記下さい。
ご質問等が有る場合もこちらからメールお願いいたします。
スミ利文具店
Sorry, we do not accept the order from outside of Japan. We do not deliver
our items abroad.