www.sumi-ri.com
セーラー万年筆
超微粒子顔料インク
STORiA(ストーリア)顔料ボトルインク
30ml入りボトル(インクリザーバー付き)
全8色
¥1,500(+消費税)
※こちらの商品はメーカー廃番につき、取り扱いを終了いたしました。
(2021年8月更新)
セーラーから、8色の顔料カラーインクが新発売!
極黒(きわぐろ)、青墨(せいぼく)でお馴染みのセーラー超微粒子顔料インクに、新しく「STORiA(ストーリア)」というカラーインクシリーズが追加されました! 顔料の特徴を生かした鮮やかなカラーインクが8色も揃っていますので、お気に入りのセーラー万年筆と組み合わせて是非お楽しみ下さい! 30ml入りと少々小ぶりながら、乳白色のお洒落なボトルに詰められており、使うのが楽しくなるインクです。
通常の万年筆インクが、水に流れる染料を色材として作られているのに対し、セーラーの極黒インクや青墨インク、そしてこのストーリア・シリーズのインクは、筆跡が水に流れにくい、顔料を色材として用いています。 顔料インクの特徴として、発色性が高く、色褪せにも強く、耐水性、速乾性に優れる点が挙げられます。 また、独特の滑らかな書き味を評価されるユーザーも少なくありません。
様々なメリットの反面、顔料インクには万年筆用として無視できない弱点もいくつか存在します。 筆跡が水に流れにくい(耐水性)性質は、使い方を誤ったり、適切なメンテナンスを怠ると、万年筆そのものを故障させてしまう危険性が高いのです。 インクを入れたまま長期間、万年筆を放置してペン内部のインクをドライアップ(蒸発)させてしまうと、ペン先付近で固着したインクは、普通の洗浄では取り除くことができず、オーバーホールを伴う修理(部品交換)を要することが有るのです。 そんな事情から、万年筆メーカー各社では、ユーザーの安全性を考慮して、基本的に染料インクのみをラインアップしてきました(一部例外有り)。
そんな中、業界の常識を覆し、大々的に登場したのが、セーラーさんの超微粒子顔料インク「極黒(きわぐろ)」です。 このインクは、ペン内部でのインク詰まりを極力回避する為、超微粒子の顔料を採用したことで万年筆への使用を可能にした画期的なものでした。 極黒以前にも万年筆用の顔料インクというのは、他社でも少しは存在していましたが、当時は利用できる万年筆に制限が設けられていたりして、まだまだ一般的な存在では有りませんでした。 昨今の様に、万年筆用顔料インクが普及した背景には、セーラーさんの極黒や青墨が果たした役割が非常に大きいと言えます。
万年筆用顔料インクのパイオニアとも呼べるセーラーさんですので、品質も安定しており、今回のストーリアについても、安心してお使いいただけるのではないでしょうか。 顔料インク未経験のお客様も是非、チャレンジしていただきたいと思います。
ストーリアには、鮮やかな8色がラインアップ! それぞれに、色のイメージに因んだユニークなサブネームが与えられているのも面白いですね!
セーラー ストーリア 全8色 (30ml入り)
ファイヤー(レッド) | バルーン(グリーン) | ||
ダンサー(ピンク) | クラウン(イエローグリーン) | ||
ナイト(ブルー) | スポットライト(イエロー) | ||
マジック(パープル) | ライオン(ライトブラウン) |
筆跡見本(参考)
デジカメ撮影の都合上、実際の色とは見え方が違うかと思いますが、ご参考までに。
従来の鮮やかな万年筆用カラーインク(染料系)では、せっかくの筆跡が水濡れに弱く、耐光性に乏しいという弱点を持っており、万年筆ファンの間からは不満の声も聞こえていました。 今回、登場したSTORiA(ストーリア)インクは、レッド、ピンク、ブルー、パープル、グリーン、イエローグリーン、イエロー、ライトブラウンの鮮やかな8色がラインアップ! どれも顔料インクの特徴である発色の良さを活かしており、使うのが楽しくなる色ばかりです! ハガキや封筒の宛名書きなど、従来は雨天時の文字流れが心配だった用途にも安心して使うことができます。 上の、色見本はスミ利が店頭でお客様にお見せしているものです。 素人のデジカメ撮影ということもあり、画面上での色は実物と質感が異なる場合もございますが、ご参考までにご覧ください。 ※発売直後に全色まとめてご購入いただきましたお客様のご厚意により、店頭でパパッとつけペンで色見本を書かせていただきました(笑)。パイロット色彩雫の際も毎回お世話になり、有難うございます。
吸入に便利なインクリザーバーが付いています!
ボトル内部に樹脂製のパーツ(インクリザーバー)がセットされています。
上の、写真をご覧いただくと、ボトル内に白っぽい樹脂製の物体が有りますね。これがインクリザーバーと言う部品で、上の写真左の図の様な仕組みになっています。 インク溜まり(リザーバー)を設けることで、蓋をした状態でボトルを反転させると、この部分にインクが集まる仕組み。 万年筆にインクを吸入するには、ペン先がインクに没する程度のインク残量が必要となります。インク残量が少なく液面が低下したボトルでは上手くインクが吸入できないのです。 ところがこのインクリザーバーが有れば、ボトル内のインク残量が減っても、吸入に必要な液面の高さを確保でき、少しでもインクを無駄なく利用できる便利な機能です。 特に、最近の万年筆は大型のペン先を持つ商品が増えたので、インクの液面が少し低下しただけでも吸入が困難になることもあり・・・このリザーバー機能の追加はユーザーにとって朗報だと思います。 勿論、リザーバーでも液面の高さが確保できない程度までインク残量が減った場合には、新しいインクをご購入いただき、注ぎ足していただくかする必要が有りますので、ご了承下さい。
ストーリア・インクの特徴
@耐水性に優れています!
筆跡に水がかかっても、文字が消えてしまうことが有りません!※インクが完全に流れない訳では有りません。
A耐光性に優れています!
染料インクに比べ色褪せしにくくなっています。 ※色褪せしない訳では有りません。色の種類によっても差がございます。
B滲まず、裏うつりしにくい!
顔料系インクの魅力です。※紙の種類や状態により、滲みや裏抜けが出やすい場合がございますので、ご了承くださいませ。
C濃くはっきりした筆跡
発色性が高く、明るい色調のインクでも、スッキリした筆跡が特徴です。
ご使用上の注意点
ここでストーリア・インクご使用上の注意を一つ。 かつての顔料インクは、顔料の粒子が大きく粗かったので、万年筆のペン芯に彫られた細かい溝に堆積、固着しやすく毛細管現象を目詰まりさせてしまう危険が有りました。こうした事情から顔料インクを使うには、粒子の粗い顔料インク用にペン芯の溝を少し太く作られた顔料インク専用の万年筆で使う必要が有ったのです。 しかし、セーラーの顔料インク各種は、超微粒子の顔料を採用することで、こうした目詰まりの危険性を低減させている為、通常の万年筆でも安心して使える様になったのです。 しかし、不適切な使用やメンテナンスを怠ったりして、ペン先をドライアップさせ顔料成分がが固着してしまうと非常に厄介です。 顔料インクと言うものは水の中に顔料の粒子が融けずに浮遊している状態なのです。インク中の水分だけ先に蒸発し、顔料の粒子が残ると、濃度が濃くなりインクは流動性を失い、万年筆のペン芯やペン先の細かい部分、ゴミが溜まりやすい部分に堆積、固着しやすくなるのが問題なのです。要するに、インクの流動性を失わない状態を保っていれば、使うのは勿論、洗浄も水で容易にできますので、顔料インクと言えども恐れることは無い訳です。
以上の点から、日頃のお手入れが重要なことはお分かりいただけると思います。 インクを入れた万年筆を長期間放置してペン先をドライアップ(乾燥)させた場合などは、洗浄しても元に戻らない可能性もございますので、使用頻度が少ないペンに入れて使う場合や、日常的に万年筆を使わない方には、特に注意が必要です。 しばらく使う予定が無い場合はインクが流動性を保っている内に完全にインクを抜き取り、十分水洗いを行ってから保管して下さい。 すでにプラチナ顔料ブルーインクやセーラー青墨インクなどの顔料インクをご愛用いただいている方々には先刻ご承知の通りで、特に心配は無いかと思いますが、顔料系インクはそのメリットと同時に、メンテナンスを怠ったり、不適切な使用方法をとった場合、万年筆を故障させる危険性を常に持っております。また、その特質上、洗浄しても完全には色が抜け切らない場合や、他の色のインクを入れた場合に混色してしまう可能性、部品に着色汚れが残る可能性もございます。 スミ利としても、この素晴らしい顔料インクを多くの皆様にお楽しみいただきたいと考えておりますが、実際の使用につきましては、あくまでお客様の自己責任においてお使いいただくことになりますので、その点をご理解いただきたいと思います。
尚、セーラーの顔料インク各種は、基本的にセーラー社製の万年筆で使用することを前提に設計されております。 お客様の中には、他社製の万年筆でお使いの方も多くお見受けしますが、あくまでお客様の自己責任においてご利用いただいております。 セーラー以外の万年筆でご利用いただきました場合、故障等の問題が生じても、各メーカーの保証対象外となりますので、ご注意くださいませ。 顔料インク使用時は、故障を生じない様に、日頃からペンとインクの状態に注意を配り、こまめに水洗いしてメンテナンスをお願いいたします。
セーラー・顔料インクをお使いの際の注意点とメンテナンス方法
@万年筆のキャップはいつもよりもマメに閉めるようにしましょう!顔料インクは水分が蒸発すると固まりますので、書かない時はすぐに万年筆のキャップを閉める様に心がけてください。
A少しでもインクの出具合が悪かったり、インクの流動性が落ち、書き味が悪化したと感じた場合は、すぐにペン先を水に浸けて柔らかい布などで拭いて、少しインクを吸いだしてください。これはタチカワ新ペン先シリーズ等、イラストや漫画を描く方が、顔料インク搭載の万年筆型筆記具のメンテナンスとして行うものと同じ理屈です。顔料インクは水分を失い、流動性が低下した時が一番危険ということです。
B使用状況にもよりますが、特に万年筆の使用頻度が少ない場合には、一ヶ月に一度程度は、インクを抜いてペン先をぬるま湯に入れて1日〜2日程度浸してください。その後、水道の水でインクの色が出なくなるまで十分にすすぎ、柔らかい布などで包んで水気を取り除いてください。こうすることで安定した性能を得られます。 定期的に特殊な洗浄液を用いたメンテナンスを行う方もおられると思いますが、薬品類は扱いが難しく、用いる顔料の種類によっては効果の無いものや、万年筆の部品そのものに攻撃性を持つものがございますので、十分に熟知し、扱いに慣れた方以外は、上記の定期的な水洗いをお薦めいたします。
その他のメンテナンス方法は、通常の万年筆インク使用時と同様です。過度に恐れず、顔料インクの良さを是非ご堪能下さい!
セーラー・ストーリアの通販について
※こちらの商品はメーカー廃番につき、取り扱いを終了いたしました。
スミ利文具店では、セーラーストーリアインクを、定形外郵便等で1本からでも地方発送しており、大変ご好評いただいております(セーラーの各種万年筆やコンバーター、スミ利取扱いのその他商品などもあわせてお見積り、通販OKです)。 お支払方法は、郵便振替による先払いか、郵便局の代金引換(代引きの場合は定形外郵便かゆうパックでの発送になります)とさせていただいております。送料はご注文の数量等によっても変動しますので、詳しくは、ご注文予定の商品名(色名)、数量と、お名前、ご住所(都道府県名)と、お電話番号をお知らせいただければ、折り返し商品代(販売価格)や送料を計算してメールにてお知らせいたします。その上でご検討いただければと思います。
※メーカー品薄につき、お問い合わせのタイミングによりましては、売り切れとなる場合がございます。在庫状況等、お気軽にお問い合わせくださいませ。
通販のお問い合わせ
在庫状況、販売価格等、通信販売のお問合せはこちらまで!
※必ず、ご希望の商品名と個数、お名前、ご住所、ご連絡先をご明記下さい。
ご質問等が有る場合もこちらからメールお願いいたします。
スミ利文具店
Sorry, we do not accept the order from outside of Japan. We do not deliver
our items abroad.