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コアなファン多し!独特の筆跡が魅力、プラチナのミュージック!!
プラチナ萬年筆
#3776センチュリー万年筆
〈ミュージック〉
ペン先:14金大型ミュージック
スリップシール機構搭載
定価¥30,800(税込)/本
入荷しました! スミ利に在庫がございます。
(2023年7月更新)
プラチナ #3776センチュリー万年筆に待望のミュージック・ニブが登場!
元々は楽譜用のペン先ですが、個性的な筆跡が一般筆記にも人気です!
細字、中字、太字・・・万年筆には色々な種類のペン先がラインアップされていますが、皆さんは「ミュージック」と言うペン先をご存知でしょうか? 元々は楽譜を書く為のペン先で、縦の線は太く、横の線は細く書ける様に、ペンポイントを平べったく研ぎ出しているのが特徴です。 そのペン先で文字を書いた場合、ボールペン等では真似できない味の有る筆跡となり、欧米で人気のカリグラフィー風の使い方もできます。 その為、極太ペン先の一種として一般筆記用に愛用する方が多く、最も「コアなファン」(笑)を有するペン種の一つなのです。 細字や中字と比べるとそれほど多く売れるペン種では無く、スミ利でも1年でほんの数本しか売れない時代もありましたが、私自身も葉書や封筒の宛名書きに長年愛用しており、もっと多くのお客様にミュージックの魅力を知っていただきたいと思っておりました。 ですので私は、ミュージック万年筆を使う人にお会いしたら、「おぉっ!ミュージシャン!!」と心の中で叫びつつ(笑)、ちょっと嬉しい気持になっていました。 しかし、この5年か10年でしょうか、徐々にですが再びミュージックの良さが評価されはじめ、特にプラチナさんのミュージックはスミ利でも大変人気の商品となっております(入荷が追いつかないこともしばしば)。
ただ、ミュージックは 製造工程が複雑で熟練の技を要する為、人数の限られた職人さんで通年生産を行なうことは不可能・・・しばしばメーカー欠品を生じるなど、慢性的な品薄状態が続いている商品でもあります。 実はプラチナさんのミュージックも、ボディやシリーズのベースとなる万年筆がモデルチェンジを受けたことにより、しばらくの間ラインアップから消えていました。 それが、新しくインクのドライアップに強く、性能を長期間維持できる高性能なキャップ(スリップシール機構)を搭載して、パワーアップして復活したのが、今回ご紹介している#3776センチュリーのミュージックという訳です。
※スリップシール機構について詳しくは#3776センチュリー万年筆のページをご覧ください。
製造の難しさから、タイミングによってなかなか手に入りにくいこともあり、お客様にはご迷惑をおかけしているのですが、是非一度お試しいただきたいスミ利お奨めの逸品です!
これが、ミュージックのペン先!
スリットが2本入っていることがお分かりでしょうか?
これにより潤沢なインクフローを確保し、極太ながら筆記角度に対する自由度を増しています。
極太系のペン先は、太い字が書ける分、インクの流量が多い為、場合によってはペン先へのインクの供給が追いつかないこともあります。 また、往々にして大きく平べったい形状のペンポイントが採用されていますので、書く人の握り方(角度やねじり具合)によってはペン先の角が当たってしまい、上手く紙にインクがのらなかったり、かすれたりして書きにくい場合があります。 元々、極太系のペン先は欧文筆記を主眼としたものが多く、日本文字の様に複雑な文字を筆記する場合には角ばったペンポイントが仇となるケースも有るのです。
しかし、ミュージックのペン先は独特の平べったいペンポイントながら、通常は1本しかない万年筆のスリット(切割り)が2本も入れられており、常に潤沢なインク供給を実現! しかもペン先が3つに分断されている為、筆記角度(ねじり具合)に対するペン先の許容度が大きく、紙面に対してペンポイントが柔軟に対応!複雑な日本語の文字を筆記する場合も比較的無難にこなしてくれるのです。実は日本人にとっては意外とお薦めのペン先と言えそうです。その証拠!?に、昔(30年ほど前かな?)は各万年筆メーカーの様々なモデルにミュージック・ニブが設定されていました。今よりもずっと市民権を得ていた訳です。 ミュージック・ニブは製造、調整にかなりの熟練を要するシビアなペン種である為、万年筆の衰退による職人減少や、製造コストの問題から次々と姿を消し、昨今ではすっかりマイナーな存在になってしまいました。 様々な万年筆を製造しているプラチナさんでも、ミュージックのペン先をラインアップしているのは、この#3776センチュリー万年筆1種類のみとなりました。
ミュージックは、独特の形状、2本のスリット(3分割のペンポイント)ですので、普通の万年筆と比較すると多少扱いに慣れが必要で、滑らかさの基準も普通の万年筆とはちょっと異なるベクトルにあるかも知れません。 3分割のペン先が動く訳ですので紙面にペン先が接触して動く独特の感触やクセの様なものは有る程度「こう言うものだ」と理解する必要は有るかと思います。特に新品の内は、ペン先に馴染みが出ていないこともあり、ペンの性質にあわせて人が使い方を工夫してやる必要もあります。 ミュージックは、万年筆の中でも特に気難しいペン先と言えるのは事実です。
ですが、太字系の万年筆の筆跡はどうしても没個性的でなんだか丸文字(笑)の様になり勝ち・・・サインペンで書いたのとあまり変わらない!とご不満の方には是非ともお薦めしたいペン先です。 私自身も葉書や封筒の宛名書きを中心にミュージックを多用しておりますが、ミュージックならではの潤沢なインクフロー、特徴ある筆跡・・・毛筆にも通じる独特の筆記感で非常に気に入っております。 センチュリー万年筆ならキャップの気密性が向上していますので、筆跡に耐水性のある顔料インクやブルーブラックインクでも安心してお使いいただけます! 気難しいペン先だけに、何年もかけて自分の手に馴染ませることができた時の喜びも大きいものですよ! また、プラチナさんから2017年に新発売となったクラシックインク(全6色)との組み合わせも面白いと思います。 インクの濃淡を生かせるミュージックなら、酸化作用によって味わい深い色変わりを見せるクラシックインク(古典インク)との組み合わせも抜群!是非お勧めです。
職人技が詰め込まれたプラチナのミュージック!
現在、ミュージックペン先は、プラチナ以外にもパイロット、セーラーからも販売されています。パイロットのものはカスタム74と742、ヘリテイジ912のシリーズにラインアップされており、プラチナと同じく2本のスリットが入っています。 エントリー向けに手頃なカスタム74ミュージックから、大型ペン先が魅力のカスタム742とヘリテイジ912のミュージックまでバリエーション豊富な点がパイロットの強みです。 セーラーのミュージックは他とは異なり、スリットが1本なのが特徴で、欧州メーカーの極太ペン先にも似た使用感です。
各社それぞれに魅力はありますが、プラチナのミュージックは、一般筆記での扱いやすさと、本格的なミュージックの筆跡を上手くバランスさせた逸品として、スミ利が先ずはお奨めしたい1本です。 プラチナのミュージックはペン先の仕上げに手間暇がかけられており、ミュージックとしては大変扱いやすいのです。その辺り、プラチナの職人さんのこだわりというか、職人気質を感じる部分です。 正直なところ、最近の他社のミュージックはペン先の仕上げが少々荒っぽいと言いますか、良くも悪くも素の状態を重視していて、ミュージック初心者には扱いにくさも有るのです(逆にその扱いにくさがミュージックらしくて良い!と評価されることもあるのですが・・・難しいですね・笑)
実は、ミュージックのペン先は、極太の筆跡からくる豪快なイメージに反し、意外と繊細なペン先なのです。ペン先を2本のスリットにより細かく3分割されている為、筆圧の影響を受けやすい側面があるからです。 しかし、流石はプラチナ!と言いたくなる設計バランスの良さが・・・ペン先の形状や地金の工夫などで絶妙な弾力を持たせており、大変安心感のある書き心地を実現しています。 プラチナ製品には良くも悪くも手作り感を感じるのですが(笑)、このミュージックペン先からはプラチナの良い面での職人気質!?を感じてしまいます(笑)。ミュージックペン先ながら一番気負わずに使えると言うか・・・。それでいて、最もミュージックらしい良い意味でクセのある筆跡・・・。 ミュージックの製造は複雑で繊細な加工を要する為、普通の万年筆以上に職人技が支える部分が多くなります。この手のペン先を作らせたらプラチナさんはやはりトップレベルですね(笑)。 #3776センチュリー自体が、日本文字の為に研究して開発されたプラチナの看板ブランドだけに、ペン先だけでなく、書き味、バランス、耐久性、メンテナンス性など、非常に高い評価を得ています。「以前からミュージックは気になっていたけど、なかなか手が出せないでいた・・・」と言う方には是非、プラチナで初めてのミュージックを体験していただきたいですね(笑)。
尚、少しマニアックな話になりますが、ミュージックのペン芯(ペン先の裏側にあるインクをコントロールする樹脂製部品)は潤沢なインク流量を確保する為に、細字や中字などの一般的なペン種とは異なり、ミュージック専用設計のペン芯が採用されています。 実は、今回の#3776センチュリーのミュージックには、#3776センチュリー・シリーズ発売以前の、旧#3776ミュージックに採用されていたペン芯と構造を引き続き採用しています。 その為、細字や中字のセンチュリーに採用されているペン芯とは外観も、組み立て方式も異なります。 従来型のペン芯が性能的に劣っている訳では無く、新しいセンチュリーのペン芯は、主に組み立てや修理時の分解の作業性向上が大きな特徴でもあります。 既にミュージックをご利用の方はこのペン芯の性能の良さをご理解いただいていると思いますが、「旧型!?」「従来型!?」とご心配の方は是非ご安心下さいね(笑)。 実は、従来型のペン芯の方が組み立てにも分解にも専門的な技術や職人技を要するそうで、マニアの間では人気なんですよ!
プラチナ・ミュージックペン先での筆跡
縦が太く、横が細い独特の筆跡。角度や筆圧によっても筆跡に変化が見られます。
ペン握る向きを変えることで縦横斜め、様々な幅の線を描くことが可能です。
ボールペンとは明らかに異なる個性的な筆跡が魅力です。
素人が書いても一見、達筆風に見えるところもマル(笑)
プラチナさんから2017年に新発売のクラシックインク(古典インク)との組み合わせも面白いと思います。
ユニークな筆跡が特徴のミュージックですが、スミ利としては、「無理に文字をデザインしようとせず」に、いつもの調子で「自分の文字」を書いていただくのがお薦めです!先ずはそこから!! ミュージックのペン先をキワモノ扱いしておられる方も少なく無いと思いますが、使い込んでみると意外といける!(笑)ことに気が付くはず!普通に書いてもなんだか一見すると達筆に見えなくも・・・!?なところが好きです(笑)。 勿論、万年筆の筆跡には人それぞれお好みがあり、同じ極太系のユーザー様でも「縦・横の線が均一でイレギュラーな筆跡にならないものが好き!」と言う方も多いです。ミュージックの様な筆跡はどうも我慢ならない!という方には無理にお薦めはいたしません(笑)。 しかし、逆に「せっかく万年筆で書くのだから、ボールペン等では真似できないユニークな筆跡が欲しい!」という方もやはり多く、それぞれに使い分けしていただくのが良いかと思います。ですので、このミュージックも当然ながら全ての方にお薦めできるものではございませんが、今一度その価値に注目していただければと思います。 文具店の立場から見ると、プラチナ製品にはコアなファンが多い(笑)!このミュージック万年筆はその代表みたいな製品です。 スミ利のお客様では昔から学校の先生方やお仕事で速記する機会が多い方々にミュージック愛用者が多いですよ。 皆さんもこれからはミュージック万年筆の愛用者を見かけたら「おぉっ!ミュージシャンですね!」と声をかけましょう(笑)。ミュージシャン仲間!?が増えるかも(笑)。
※こちらの製品は、店頭に常時1〜2本ずつの在庫を想定しておりますが、ミュージックはペン先加工の難易度が高い特殊ペン先の為、細字や中字の様にメーカーでも常時生産している訳では無く、時期によってはしばらく欠品状態が続く場合もございます。 この場合、入荷に数ヶ月要することもございます。 納期不問でお待ちいただける場合、ご予約注文は随時お受けいたしますが、ご注文後のキャンセルや変更はご容赦下さいます様お願いいたします。 在庫状況等、先ずはお気軽にお問い合わせくださいませ。 尚、当店に入荷した万年筆は検品や洗浄作業等がございますので、お渡しにはさらに1日程度要する場合がございますので、何卒ご了承下さい。
(スミ利文具店)
プラチナ #3776センチュリー・ミュージックとご一緒にいかがですか?
#3776センチュリー万年筆ミュージックの別売りオプション一覧 | |||
写真 | 商品名 | 価格 | |
お奨め!![]() |
プラチナ 万年筆インク クリーナーセット 詳しくはこちらを ご覧下さい! |
1箱(5回分) ¥1,980 (税込) |
万年筆の頑固な汚れを落とす のに便利なクリーナーセット。 洗浄液5回分とスポイトが セットになっており、インクの 色を変更する際もこれを使うと 綺麗に洗えます。 顔料インク使用の場合は 1箱備えておくのがお奨め! |
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プラチナ インクカートリッジ (写真はブラックの箱です) |
1箱10本入 ¥440 (税込) |
先ずはカートリッジが基本! 黒、ブルーブラック、赤の 3種類ございます。 |
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プラチナ ボトルインク(新) ※写真はブラックです |
1本 60ml入 ¥1,320 (税込) |
カートリッジと同じ成分の プラチナ万年筆用インクです。 黒、ブルーブラック、赤の 3種類ございます。 従来品よりインク容量がアップ し、吸入に便利なリザーバー が搭載されました。 |
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プラチナ クラシックインク各色 |
¥2,200 (税込) |
筆記後、酸化作用による色変わりが楽しめる 古典インク。全6色からお選びいただけます。 スリップシール機構搭載万年筆に最適な カラーインクと言えます。 |
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プラチナ インク吸入コンバーター コンバーター800A (標準 金色タイプ) |
1個 ¥880 (税込) |
※ミュージック万年筆には コンバーターが標準添付され ておりますので初回のご購入 は不要です。 買い替えや 追加の場合にお求め下さい。 ※写真は旧パッケージです。 |
写真、準備中 | プラチナ インク吸入コンバーター コンバーター700A (クロム 銀色タイプ) |
1個 ¥770 (税込) |
金属部分が銀色のクロムメッキ 仕上げされたコンバーターです。 金色のコンバーター800Aと 色以外の仕様は同じです。 |
プラチナ #3776センチュリー万年筆ミュージックの仕様
・定価(1本):¥30,800(税込)
・品番:PNBM−20000#1−6ミュージック
・ペン種:ミュージック
・ペン先:14金・大型
・素材:AS樹脂製
・キャップ方式:ねじ込み嵌合式・スリップシール機構搭載
・インク供給:カートリッジ・コンバーター両用(コンバーター付属)
・寸法:全長139.5mm×最大径15.4mm
・重量:20.5g(乾燥重量です)
・付属品:カートリッジ(ブルーブラック)1本、コンバーター、取扱い説明書類、ギフトボックス
※発売当初はコンバーター別売りとなっておりましたが、最近出荷分からは標準添付となりました。
※取り扱い説明書、ギフトボックスはメーカー出荷時期により異なる場合がございます。
スミ利HP掲載開始年月日:12年11月12日
プラチナ#3776センチュリー万年筆ミュージックの通販について
スミ利文具店では、プラチナ社製の#3776センチュリー万年筆ミュージックの通販にも対応しております。 お支払方法は、郵便振替または銀行振込による先払いか、郵便局の代金引換とさせていただいております。販売価格、在庫状況等、詳しくは、ご注文予定の数量と、お名前、ご住所(都道府県名)、お電話番号をお知らせいただければ、折り返し商品代(販売価格)や送料を計算してメールにてお知らせいたしますので、その上でご検討いただければと思います(万年筆本体以外にも、インク類やコンバーター類、その他スミ利取扱い商品もあわせてお見積り可能です)。 在庫状況等、お気軽にご相談下さいませ。
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